人間の臓器

人間の体の機能を改めて実感するのは、それが失われたときである。
動いていることが分かりやすい心臓でさえも、普段その動きを改めて調べなければ実感できることは少ない。
腎臓は排尿に関わるものなので、身近ではあるかもしれないが、動きが外から見えるわけでもなく、その働きを把握している人はなかなか少ない。
位置も把握している人が少ない。
この静かな臓器がある場所は、背中の方である。
このため、腰痛があるといった場合、まずこの背中の腎臓がある部分を調べ、腎臓に何か異常が無いかを確かめることが多い。
血液が酸素を運び、全身に供給するということは知っている人もいるが、この時血液は同時に老廃物も集めていく。
血液中の老廃物は腎臓に運ばれることになる。

血液中の老廃物はまず腎臓に運ばれることになる。
腎臓が尿を作り上げるのは、この老廃物を体外に排出することが目的である。
この毒物が体外に排出されなければ、毒物は体内に溜まり続けることになる。
腎臓病になった時に透析が行われるのは、この濾過機能を人工的に行わなければならなくなるためである。
また、腎臓は体内の電解質をバランスよく保つ働きも持っている。
体内ではナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムといった電解質がバランスよく存在しており、そのために体内の水分が多すぎず少な過ぎもせず正常に保たれるのである。
腎臓の動きが悪くなるとむくみが生まれるのは、このバランスを腎臓がとれなくなるためである。
このため、腎臓病により上手く腎臓が働かなくなれば、摂取する食事の栄養分に気をつける為、食事療法を行わなければならなくなる。

食事療法によって、腎臓病に対してのリスクを大きく下げることができるだろう。
食事療法は、食事の栄養バランスから食事を行なうタイミング、さらには咀嚼の方法まで詳しく指導をされるものだ。
多くの薬剤を使用する治療法とは違い、患者に負担を与えずに体の調子を整える事ができることが特徴だ。
体調がよくなることで、新陳代謝の活性化を促し、腎臓などの各種臓器の機能が上がるばかりか、体にとって毒となる老廃物も多くが体外へと排出されるため、高い効果をもたらすのである。
専門のクリニックなどで、こうした腎臓病への治療法として食事療法の指導を受ける事ができる。
患者に負担を与えない治療法であるので、小さい子どもや高齢者のような体力の低い患者に対しても問題なく治療が行えるのだ。